こんばんは、ぴよわんこです。随分更新が滞ってしまいました😅
コツコツ更新できるよう、改めてがんばります!
さて。
先月は「プライド月間」と言われていたのですが、皆さんご存知でしたか?
アメリカで1969年6月27日に起きた「ストーンウォール事件」(Wikipedia)という出来事をきっかけに6月は全世界で当事者だけでなく、大企業や自治体などもLGBTQに関わるキャンペーンを行うよ、という期間となっているそうです。
いろいろな企画やキャンペーンを目にされた方も多いのではないでしょうか?
そういった活動をみて、今月から私にもセクシャルマイノリティについて知ってもらえる情報を伝えられないかな?と思いこんな毎日更新を行っています。
セクシャルに特化した30日チャレンジ、今日からやります😉👍
— ぴよわんこ🐕30代ふたり暮らし (@piyowanko) June 30, 2022
これをきっかけに「🐕場合ははそんな感じなのね〜」って感じでセクシャルマイノリティ(性的少数者)について知ってもらえたらなあと😆
毎朝書きますので1か月よろしくです😘👍#LGBTQ #セクマイ pic.twitter.com/aA7xYyd6KN
自身のことに絡めつつ、セクシャルマイノリティ(性的少数者)について少しでも面白く知ってもらえればなあと更新しているのでぜひ見てみてくださいね😊
実はこの30日チャレンジカレンダーを作る際に内容を考える際に調べていて気づいたことがありました。
それは…多くのLGBTQの方々が「カミングアウト」について悩んでいるということ。
周りの人、家族や友人に自分の性的指向を伝えるべきか否か…誰しもが通る道のようでした💦
そして以前は私も悩んでいた事柄でもあったので、今回は自身の実体験からカミングアウトについて解説していきたいと思います。
当事者の方も、そうでない方も、見ていただけたら嬉しいです♪
実体験からLGBTQのカミングアウトについての解説
カミングアウトってそもそもなに?
カミングアウトとは?
そもそもどんな意味なのか、調べてみるとこんな感じでした。
カミングアウト(英: coming out)とは、これまで公にしていなかった自らの出生や病状、性的指向等を表明すること。 英語の動詞形でカムアウト(英: come out)またはカムとも言う。 逆に、他人の秘密を暴露することをアウティング(英: outing)という。
Wikipediaより
「実は、彼女(彼氏)がいるんだよね…」とか「好きな人が実は同性で…」なんて話がカミングアウトに該当するわけですね。
最たるもので言えば「実はあなたのことが好き」という告白からカミングアウトを受ける方もいらっしゃるかと思います。
アウティングって?
アウティングに関してはこちらを引用!
このアウティングという行為は罰則は設けられていませんが、県で禁止する条例を出しているところもあります。
都道府県レベルで初のアウティング禁止条例、三重県議会が全会一致で可決
- 会社でアウティングをされ、職場に居づらくなってしまい退職
- 信用していた友人にセクシャリティを言いふらされて友人がいなくなった
- 親族や家族にアウティングをされたことで家族との人間関係が崩れた
正直、珍しいことではないようで…こういった話はよく耳にします。
勇気を出して信頼しているからと自身の秘密を打ち明けたのに相手に言いふらされてしまい人を信用できなくなるのは本当に悲しいことですよね💦
もし、この記事を読んでらっしゃる方の中でカミングアウトをされた経験がある人がいらっしゃるなら、どうかアウティング行為を行わないよう、気をつけていただければと思います。
私自身のカミングアウトについての考え方
カミングアウトをする、しないは本人の意思で決めることですし考え方や状況が違えば、せざるを得ない方もいらっしゃると思います。
なのでこれは私個人の考えで、同じ考えでない方を避難したり否定する趣旨の発言ではないことはご了承くださいませ😅
まず、自身の性的指向を公にしていない状態であれば職場や友人との会話の中で、恋愛に関する話や家族に関する話をされたときにセクシャルマイノリティ(性的少数者)は
- 彼女(彼氏)を異性に置き換える
- 同棲をルームシェアと言い換える
- そもそも相手がいないことにする
こういった対応が常に必要になってきます。
これがけっこう厄介で辻褄を合わせ続けて話していないと不信感を抱かれてしまう可能性もあるので、常に気も使うしストレスも感じます😅
そしてこういった中で、会話の齟齬や違和感が積み重なっていくと…
周りに嘘をついているような気持ちになってギクシャクした態度になったり、テンポが悪くなって人と話すのが嫌になってしまう、なんてときも💦
なので「オープンにしてきれいさっぱりすっきりした気持ちで生きていきたい…!」と思うこともありますが…
私は、今は自身の周りの方全てにカミングアウトをするべきではないかなぁと思っています。
理由としては大きく2つ。
まず1つは、万人に理解してもらえるかどうかわからないから。
日々生活していく中で、私の周りはまだまだ手放しで理解してもらえる、受け入れてもらえるような環境ではないな…と感じることが多くありまして。
例えば、ニュースなどで見るセクシャルマイノリティ(性的少数者)に対する差別的な発言や、社内の冗談として交わし合う差別表現などを見聞きしてしまった時は「絶対にばれないようにしよう、黙っていよう」と強く思います。
万人が万人、同じような対応をされるわけではないと思いますが、上記で説明したようにアウティングにつながって仕事に差し支えると生活にも関わってくるので…用心に越したことはないと考えてしまうわけですね💦
そして2つ目は、カミングアウトをされた側に負担をかけてしまう場合があるから。
カミングアウトをする側は、自身が内緒にしていたことを伝えられるので多少なりともこちらはスッキリします。隠し事をせずやっときちんと向き合える、といった感覚を持つことが私は多いです。
でも、理解されずに失敗してしまえば…
カミングアウトされる相手側に「いらない秘密を共有させられた」と思わせてしまうかも、とも思うわけです。
私は日頃から運良く、すんなりと受け入れてもらえただけ!と思っているのでこういった思いもあって、ここ数年はカミングアウトをしていません。
社会全体の雰囲気やスタンスが変われば、考え方も変わるかも知れませんが・・・
今は現状から考えを改めるのは難しそうですね😓
カミングアウトの現状
とはいえ、今まで様々な方にカミングアウトをしてきましたが❗
大抵は理解をしてもらえて概ね人間関係も良好なまま過ごせているのでどんな人にカミングアウトをしていてどんな人には伝えていないのか私自身のカミングアウトの現状をいくつか紹介していこうと思います。
親族
家族
私は一人っ子なので、家族といえば父、母になりますが…両親は私がセクシャルマイノリティ(性的少数者)だと知っています。
さらに言えば同棲していることも、お付き合いしているトリ🐦とも顔を合わせて話したこともあります😅
知られてしまったきっかけは、私が一人暮らしをしたくて実家から出る際に猛反対されて大喧嘩したことや、トリ🐦と同棲を始めてから言い争いが絶えなくなった頃…
ものの弾みで母から「同性愛者なのではないか」と問い詰められた際に売り言葉に買い言葉で「そうだ❗」と返事をしての強制カミングアウト、といったものになります。
急に衝撃的なことを聞いてしまったものだから色々葛藤もあったのでしょう💦
しばらくは両親と口も聞かないし顔も合わせない日々が続きました。
数年経った今では、ある程度理解を得ることができていますが…それでも考え方の違いや通常の結婚や子育てといったイベントや孫も見せられないという後ろめたさ、はふとした瞬間感じます。
伝えてよかったのか、未だに悩む関係性ですね😅
祖父母
祖父母にはカミングアウトしていません。
それなりにかわいがってくれていますが…理解されなかった時はこちらも傷つくし、あんまり高齢者をびっくりさせるのもどうかと思うので、今のところは祖父母には一生言わないつもりでいます。
親戚
私の場合は、祖父母以外の親族との関わりが殆どないので、親族自体が少ないということもありますが💦こちらもカミングアウトしていません。
日頃関わりのない人たちにあえて言う必要は感じていないです😅
友人
女友達
付き合いのある友人にはみーんなカミングアウトしています。
むしろ、カミングアウトできないような関係性の人は自然と離れていった、というのが正しいかも知れません。
女性の方が同性である分、警戒されてしまうのでは…と初めて伝える時は心配したものですが「男の噂を聞かないのはそういうことだったのね💡」とむしろ納得がいった、という雰囲気で受け入れてもらえました。
恋愛相談も別れ話も、男女のカップルと同じように話させてくれたので今でも本当に伝えてよかったと思える、ありがたい存在です。
男友達
数は少ないですが、こちらもカミングアウトしてあります。
初めは驚いて「結婚式に呼ばれたかったのに」とか「ふつーに男性と付き合ったほうがいいんじゃない?」と心配してくれる友人もいましたがトリ🐦を直接紹介して飲み会をしたり、遊びに行ったりしていくうちに応援してくれるようになりました。
予想に反して男性(異性)の方が受け入れるのに時間がかかるもんなのか…という気づきにもなりましたね😳
仕事関係
上司・同僚
前職の上司(女性)には面談の際に「なにか隠してることはない?」とカマを掛けられた際に早とちりして「実は…!」とカミングアウトをしてしまったので、自身の管理している店舗ではセクシャルマイノリティ(性的少数者)だと知られていました。
その後転職して新しい職場になってからは、上司や同僚には秘密にしています。
現職は建築に関わる仕事なので昔気質の方が多いですし、圧倒的に中高年の男性社員が多く偏見の多そうなので…。
今後もよほどのことがなければ伝えないと思います😅
その他
知人レベルの人
仲良くなってからならどうかわかりませんが、基本的には言わないです。
損得ではないですが、知られてしまってもリスクしかないと思ってしまうので…😅
SNS
Twitterやこういったブログなどは、自身の発信の仕方を間違えない限りは匿名性が保たれているので、公言しています。
あとは関わる前に知っていただけるように紹介文や自己紹介のタイミングでさっさと伝えています。
同じセクシャルマイノリティのフォロワーさんがたくさんいるし、気にしない方が関わりを持ってくれているので正直SNSが一番気を使わなくて済みます。
紹介する中で一番『息がしやすい、気が楽』と強く思える環境だったりします。
今のように、様々な方と交流できる環境があることに本当に救われていますし、恵まれているなぁ…と常々思いますね。
皆さんいつもありがとうございます✨
まとめ
いかがだったでしょうか?
自身の体験を元に今回はカミングアウトについて詳しく話してみました。
この記事が当事者の方であればお悩みを解消するきっかけに、そうでない方には少しでもセクシャルマイノリティへの理解や受け入れてもらえるきっかけになっていただければ、とても嬉しく思います。
カミングアウトなんて言葉を使わなくとも、ただ自然に「彼女(彼氏)がいるんだ♪」と周りに伝えることが当たり前の世界になればと思いますし、少しでもそういった環境に近づけられるよう、私のできる範囲で向き合ってこれからも情報発信していきたいと思います。
それでは今日もご覧いただきありがとうございました。
「今も未来も豊かな暮らし」を一緒に実現していきましょう!